- どこに行ったらいいのかわからない
- 脱毛サロンと医療脱毛のどちらを選ぶべきか
- 効果はどう違うのか
など疑問をお持ちの方は多いと思います。
今回は、脱毛サロンと医療脱毛について、脱毛方法や施術者、痛み、効果、照射回数、費用などの違いを説明します。
【目次】
脱毛は医療行為 |
医療脱毛と脱毛サロンの違い |
脱毛方法 |
施術者の違い |
痛みについて |
効果の違い |
照射回数 |
費用の違い |
トラブルについて |
まとめ |
【脱毛は医療行為】
「脱毛」は医療行為です、そのため医療機関のみで行われるべき行為です。
エステサロンや脱毛サロンなどで行われている脱毛が、「永久脱毛」だと思われていることも多いようですが、色素沈着や皮膚の炎症、軽度のやけどなどのトラブルが絶えません。
厚生労働省や各関係学会からも「脱毛は医療行為のため医療機関で行うように」と声明が出されています。
【医療脱毛と脱毛サロンの違いは?】
医療脱毛と脱毛サロンで行う脱毛について色々な観点からを比較しました。
|
医療脱毛 |
脱毛サロン |
① 脱毛方法 |
レーザー |
光脱毛・電気針 |
② 施術者 |
医師 |
サロンのスタッフ |
③ 痛み |
痛みあり(麻酔使用可) |
あまりない |
④ 効果 |
高い |
低い |
⑤ 照射回数(両脇) |
5回以上 |
12回以上 |
⑥ 費用(両脇) |
1回:6,800円 5回:27,000円 |
数百円〜 |
⑦ トラブル/対処 |
少ない/治療可能 |
多い/治療は不可能 |
それぞれについて説明しましょう。
① 脱毛方法
医療機関はレーザーを照射して脱毛し、脱毛サロンでは光脱毛を行っています。
使用している器械も違い、照射する光の波長と強さも違います。
② 施術者
医療機関では、脱毛の施術は医師が医学的な判断と共に、皮膚の状態を観察しながら行います。
脱毛サロンではスタッフが行います。
エステ業者は協会を作り、エステティシャンや脱毛機器などの認証行っていますが、業界団体の認証システムであるため国家資格ではありません。
③ 痛み
なぜ医療脱毛は痛いといわれているのでしょうか?
照射の光や波長、強さが脱毛サロンとは違うため、痛みもそれなりにあるのです。
予め皮膚表面麻酔用のクリームやテープを使用して痛みを抑えることができます。
④ 効果
医療脱毛は毛根に働きかけるため、高い効果が得られます。
一方、脱毛サロンでの脱毛は、毛根を壊すほどではないため永久的ではありません。
医療脱毛を行っても「効果がない!」と感じられることがあるようです。
その理由として考えられるのは下記の3点です。
- 初回は、肌の様子を確認しながら行うため出力を下げて行うことが多いので、初回の照射だけでは効果が見えにくい
- 肌の状態や調子によって必要な照射が困難なことがある
- 「毛周期」に合っていない
これらは肌の調子を整えて、毛周期に合わせた施術を何度か受けることによって改善されるでしょう。
⑤ 照射回数
レーザーを使って行う医療脱毛は効果が高いため、照射回数は少なくてすみます。
一方、脱毛サロンでは照射回数が多く期間も長くかかります。
⑥ 費用
脱毛サロンの脱毛メニューはどんどん安くなってきています。
両脇の脱毛で数百円という店も出ているようです。
これほど安くなるのはなぜなのでしょうか。
多くの脱毛サロンが乱立し、競争が激しくなっていると推測されます。
当然、数百円の値段では、人件費や場所代などカバーできるとは思えません。
脱毛とは別の商品への勧誘があることも多いようです。
以前は、医療脱毛が脱毛サロンの料金よりもかなり高かったのですが、最近では料金の差がだんだん縮まっています。
効果や回数、安全面なども比較してみてくださいね。
⑦ トラブルについて
皮膚の炎症ややけど、色素沈着などのトラブルが多く報告されています。
医療機関で脱毛を行ってもトラブルは起こる可能性があるものです。
医療機関で脱毛を行った場合は、トラブルがあってもすぐに治療が開始できるのは安心ですね。
一方、医療期間ではない脱毛サロンでは、トラブルに対して直接的な治療ができないため、必要な薬が出せません。
自分で医療機関を探して受診する必要があります。
まとめ
医療脱毛と脱毛サロンについて色々な観点からお話しました。
値段が安くても違法だと怖い、安く脱毛できるならその方がいいなど色々な意見があると思います。
ですが、大切な自分の身体です。
医療脱毛の方が安全性と効果に優れていることは間違いありません。
ライタープロフィール
河井恵美
看護師・助産師
助産師、看護師として25年以上勤務。
資格取得後は、皮膚科、産婦人科、小児科、外科、整形外科、救急外来などの診療科に勤務し、様々な経験を積む。
開発途上国の医療に興味があり、アフリカに赴任した後、より深く国際保健医療を学ぶために大学院に進み、修了。
親御さんへのアドバイスを充実したいと思いから保育士の資格も取り、経験を役立てて活動。
医療の知識と経験を活かしてライターとしても活動。